3学期始業式

 今日は3学期の始業式が行われました。校長からは、今年度の3つの目標「挨拶をしよう」「友達と仲良くしよう」「命を大切にしよう」が達成できるよう、一人一人が言葉を大切に使っていきましょうと話をしました。

『言葉は魔法です。いい魔法にも、悪い魔法にもなります。

「ありがとう、助かったよ、頑張ったね、すごいね」この言葉は、誰から言われてもとてもハッピーな気持ちになり、前向きに頑張ろうという意欲がわいてきます。

 でも、悪口や嫌がらせなどを聞くと、言われた本人は、とても悲しく大きなショックを受けます。「うざい」「きもい」「死ね」などという言葉は、本人はもちろん周りの人もとてもいやな辛い気持ちになります。

 明治時代の詩人、北原白秋はこんな詩を書きました。 

 

            『ひとつのことば』  

    ひとつのことばでけんかして  ひとつのことばでなかなおり

   ひとつのことばで頭が下がり  ひとつのことばで心が痛む

   ひとつのことばで楽しく笑い  ひとつのことばで泣かされる

   ひとつのことばはそれぞれに  ひとつの心をもっている

   きれいなことばはきれいな心  やさしいことばはやさしい心

   ひとつのことばを大切に    ひとつのことばを美しく

  

 今は学校でも一人一台のタブレット端末を持ち、家庭ではパソコン、スマホが、皆さんの身近なところにあります。こういった道具は、私たちの生活を便利に豊かにしてくれますが、一方で人を傷つける恐ろしい道具にもなります。美しい言葉を大切に使っていきましょう。

 3学期は、この一年間お世話になった方々に感謝を伝える学期でもあります。6年生を送る会、感謝の会、卒業式など多くの学校行事があります。心のこもった言葉で感謝を伝えていきましょう。』